フットサル選手におけるセカンドキャリア。考えられる3つの選択肢。

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アスリートに必ず訪れるセカンドキャリア。
ファーストキャリアが充実していても人生の大半を占めるセカンドキャリアの充実が重要です。

デュアルキャリア”が叫ばれる中、フットサル選手のセカンドキャリアはどのような可能性があるのでしょうか。

デュアルキャリアとは

平成19(2007)年頃には、従来スポーツ政策の中で使用していた「セカンドキャリア」という文言が、アスリート及び関係者が現役中から引退後に備えるという「複線型」のアプローチへの弊害となっていることが指摘され始めた。(中略)「競技生活を送っている時期はアスリートとして、引退後は別のキャリアという「単一路線型」の捉え方ではなく、アスリートとしてのキャリアとその後のキャリアの両者を、アスリートの時期に準備・支援するという 「二重路線型」の捉え方(ダブルキャリア)」の必要性を示した。

    平成26年発表の文部科学省 独立行政法人 日本スポーツ振興センターのレポート「デュアルキャリアに関する調査研究」

アスリートが10代〜30代半ばくらいの貴重な時期を競技に費やすことになり、現役中から競技以外の2つ目の軸を持つことがセカンドキャリアをスムーズにすることを示唆しています。

そのあたりを考察していきたいと思います。

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フットサル選手の実情

現在、フットサル選手を生業としている日本人はほんの一握りです。

日本で唯一と言われている完全プロクラブは”名古屋オーシャンズ”のみと言われています。
その他Fリーグクラブは選手によってプロ契約を個別に締結している選手もいると言われています。

その他、日本代表クラスの選手が海外トップクラブでプロ選手として活躍していたり、リーグのレベルは若干落ちるがアジアや欧州(2部以下)にてサラリーをもらってフットサルをしている選手もいます。

フットサル選手を生業とするのは非常に狭き門であるのが実情である。

ファーストキャリア

フットサル選手のファーストキャリアとしては、主に19歳〜35歳くらいがメインです。
もちろん40歳を過ぎてもFリーグで活躍している選手もいるが、平均すると30歳〜35歳くらいで引退する選手が多いような印象です。
サッカーよりは若干長いように感じます。

ただプロ化されていないということは、”デュアルキャリア”が成立している選手が多く存在するわけです。
仕事をしながら競技に努めることがもはやスタンダードとなっている状況であることからセカンドキャリアへの移行は比較的スムーズに行えている選手も多いです。

セカンドキャリア

日本のフットサル選手におけるセカンドキャリアの選択肢はどのようなものがあるのでしょう。
Fリーグで活躍している選手を基準に考えさせてもらいます。

ここでは3つ挙げてさせてもらいます。

1️⃣ クラブスタッフ
選手の経験を多く活かせるセカンドキャリアとしては、そのままクラブスタッフとして在籍することだろう。
スクールコーチ、下部組織コーチ、トップチームコーチなどクラブで実績を残した選手はファースキャリアと立場は異なるが同じ環境でセカンドキャリアを積み重ねていくことが可能となります。

2️⃣ スポンサー企業
Fクラブはスポンサー企業と協同しながら環境を整備しています。
スポンサー企業において雇用創出をはかり、クラブと連携しながら選手の生活と選手としてのコンディションのサポートを行なっています。
ファーストキャリア中にデュアルキャリアを構築し、セカンドキャリアへスムーズな移行を進めています。

3️⃣ 一般企業
兼ねてから一般企業で働きながらFリーガーとして活躍している選手もいます。
しかし、これは少数であり企業の理解とバックアップがなければ成立しません。
これは究極のデュアルキャリアであり、選手生活が終わると自然にセカンドキャリアがスタートします。

理想は何なのか

日本フットサル界はプロ化することが本当に理想なのか。
セカンドキャリアも想定してデュアルキャリアを構築できる運営が理想なのか。

プロには夢がある。
現状、Fリーグの運営は非常に苦しい状況である。
だからこそ、選手は仕事をしながら活動することがほとんどである。
実業団スポーツとはまた異なる形態のフットサル選手たちは本当に厳しい環境だと認識しています。

しかし、その反面、セカンドキャリアへの移行のしやすさは存在する。
22歳(大学4年生)となれば、必然と「仕事とフットサル」をどうするかを考える。
これはJリーグであれば夢の強さが大きく、薄れる思考である。

プロ選手のセカンドキャリアが各プロスポーツで問題視される昨今、本当の理想が何かを見定めプロ化を推進するのであればキャリア形成までセットで検討しなければものだと考えています。

俯瞰すると非常に難しい問題だと改めて感じます。
今後の方向性がどう進むか見届けていきたいと思います。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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