フットサルは交代自由だからこそ、コート内の強度は常に高いものとなる傾向が強い。
実際、どのような強度なのか。
選手が知っておくことも重要かと思いますので、簡単に紹介しようと思います。
フットサルA級コーチ養成講習会で行うフィジカル理論の資料から抜粋させていただくと以下の情報として提示されている。
単純にこの数字を見るだけでも、フットサルという競技の強度の高さが伺えます。
通常の選手はランニングタイムで3分〜10分くらいの中で出場することがほとんどであろう。
その中で、最大心拍数の90%の強度を保った中で、技術、戦術の質を問われる。
身体的ストレスだけでなく、思考的ストレスがかかるのがフットサルの特徴です。
体も頭もかなりの強度になるスポーツということです。
さらに身体的ストレスを深堀りするとポジションごとの走行距離を見てみましょう。
もちろんチームのプレーモデルによって数字は異なってくるものであるが、1つの目安として捉えていただければと思います。
ここから読み取れるのはやはりアラの選手の運動量であろう。
仮に2セット回しで1試合にプレイング20分間出場したアラの選手がいたとする。
これは1試合8kmの走行距離と換算すると、プレイング1分間に400m走っていることになる。
これは10000mの世界記録のペースに相当する。
、、、わかりづらい。笑
個人的には想像以上に走っている印象。
サッカーのデータでは、スタンディング、ウォーキング、ジョギングを合わせると75%という数字も出ている。
有酸素系の動きが試合の4分の3を占めていることになる。
また、サッカーでは最大限のスピードを出す”スプリント(時速25km以上)の割合”は、1試合で0.4〜2%であるのに対して、フットサルは8.9%という数字が出ている。
その1つ下のサブマックスのスピードを出す”高速度(時速15〜25km以下)の割合”は、1試合でサッカーは3〜6%、フットサルは13.7%となっている。
これらの数字を総合的に判断すると、短時間で速く走り続けることが求められるスポーツがフットサルであるということがわかる。
またそれを1試合続けるためにベンチでどれだけリカバリーできるかも大切な要素だろう。
選手の皆さんは、そういったスポーツの中でプレーしていることを認識してもらい、何かのヒントになれば幸いです。
走ることって嫌ですけど、重要なんですね。笑
自分もスプリントは難しくても、高速度で走れる体であり続けたい。
地味に頑張ります。
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