Sponsored Links

フットサル初心者コーチ必見!3つの攻撃システムを理解すれば一歩前進間違いなし!

フットサルは緻密なスポーツです。
その緻密さを強調するのが、攻守におけるシステムだと認識しています。
コート内における基本設計と言えるようなものです。

今回は、初心者コーチとして一歩前進するためにフットサルにおける3つの攻撃システムを紹介させてもらいます。

Sponsored Links

攻撃システムとは

先にお伝えしたように攻撃システムとは、攻撃における基本設計のようなものです。
どのような配置で、どこに起点を置いて、どういう狙いを持って攻撃を構築するかがシステムには含まれています。

このシステムの選択によってチームの色が現れると言っても過言ではありません。
しかも交代が自由であるルールから、セット交代(フィールドプレーヤーを4人同時に交代)する際にシステムを変更することも可能です。

チームとして複数システムを有していることはスタンダードとなりつつあります。
では、それぞれのシステムの特徴を紹介させていただきます。

3−1システム

フィクソ ー 左アラ ー 右アラ ー ピヴォによって構成される。

必ずピヴォと呼ばれるポジションの人が深さを確保し、攻撃側に時間とスペースを生み出す。

特徴

① 常に相手ゴールに近い場所にピヴォを配置することで脅威を与え続ける

② ピヴォにボールが入った際に、アラ、フィクソの3人が前を向いてプレーができる

3−1システムのキーマンはやはりピヴォです。
ピヴォのポジションでボールを保持できるかどうかで、このシステムが機能するかどうかが決まると言っても過言ではありません。
“ピヴォ当て”と呼ばれるサッカーで言う”くさび”のような縦パスがいかに効果的に活用できるかで周りのポジションの活性度も大きく変わってきます。

だからこそフィクソと呼ばれるポジションもその制権争いに負けない屈強さと駆け引きに長けた知的さを持った選手が担うことが多いです。

4−0システム

左フィクソ ー 右フィクソ ー 左アラ ー 右アラによって構成される。

前線には起点を置かず、4人が常に近い距離にいることでボールを保持を活性化させる。
また背後へのスペースを有効的に占有することに長けている。

特徴

① 4人が近い距離にいることで複数のパスラインを形成しやすい

② 相手がマークを執拗に行えば行うほど背後へのスペースを容易に創出できる

フットサルのシステムの中で一番流動性が高い。
精度が上がると人とボールがテンポよく動き、相手のプレスのタイミングを作らせないことができる。
また選手に屈強さがなかったとしても、アジリティに長けた選手たちで形成された4−0システムは常に相手の背後を狙い続けることができ、脅威を与えることができる。

並行に近い形での配置によりサイドでは相手はカバーリングに入りづらいポジションを取らざるを得ないことにもなる。
アタッカーと呼ばれる選手がより強みを生かせるシステムでもある。

2−2システム

左フィクソ ー 右フィクソ ー 左ピヴォ ー 右ピヴォによって構成される。

ピヴォを2人配置することで攻撃に大きな比重をもたらす。攻撃的なシステムと言える。
自然と幅と深さを生かすことができ、フィクソからは常に横・斜め・縦と3方向へのパスラインを創出することができる。

特徴

① 幅と深さを常に保つことができ、スペースを活用できる

② ピヴォとのミスマッチを創出しやすい

常に幅と深さがあるので、ボールを運ぶ、パスラインを創るなど活性化します。
個人技術・戦術に長けた選手たちで構成されるとより効果は高まります。
育成年代の導入のシステムとして用いられることが多いとされています。
配置として攻守の役割が明確であることもフットサルに精通していない年代にとってはわかりやすくなっています。

またフィールドプレーヤーは4人1セットと考えたとき、一般的にはその中でセンターラインをしっかり守るフィクソのポジションを担える選手は大抵1人です。
そうなると2−2システムの際は、必ずアラのポジションを担っている選手がピヴォのマークにつかないといけない状況が生まれやすくなります。
それにより、そのミスマッチを利用して攻撃の起点を創ることもできます。

最後に

システムにおいてそれぞれの特徴と効果を理解した中で設定することが重要です。
またフットサルの場合ですと、セットごとにシステムを変更することも可能ですし、相手に合わせて臨機応変にシステムを変更をすることも可能です。
もちろん日頃のトレーニングで積み上げていることが前提となります。

フットサルのベースとなるのは今回紹介した3つのシステムですが、もちろんそれだけでなく他にも1−3システム、1−2−1システム、2−1−1システム、さらに変則3−1システムなど様々存在します。

何が選手、チームにとって適しているかを分析して設定するようにしてください。

3−1システム ピヴォの活用    

4−0システム 背後のスペースの活用

2ー2システム ミスマッチの活用  

今回紹介した内容はフットサル指導が駆け出しの方に参考にしていただければと思います。

システムは基本設計のようなものです。
しっかり設計を怠らず指導する際に念頭に入れておいていただければと思います。

以上、お読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました