選手がある日突然上手くなることはないと思っています。
しかし、何かをきっかけに急激に成長することはあります。
自身の経験で自分が上達していることを自ら感じることができる時期がありました。
そこに必ずあるのが”成功体験”からの”自信の獲得”だと感じています。
日々の全力でトレーニングに臨むことに加え、この成功体験からくる自信が選手の成長に大きな影響を与えることは間違いないと考えています。
だから、指導者としていかに選手に自信を持たすことができるかを意識しています。
しかし、これは一歩間違えると逆効果になることもあります。
例えば、まだまだ経験が浅い選手に自信を持たせようと試合に出場させたとします。
そこで多くの失敗を経験することで逆に自信を失うことに繋がることもあります。
とても好調な選手をトップチームのトレーニングに参加させようと思った時に、時期とタイミングを間違えると同様なことが起こることがあります。
安易なレベルのタスクを成功してもそれは自身には繋がりません。
この絶妙なレベルが本人に影響を与えるものになるかどうか決まるように感じています。
そのコントロールが指導者が求められます。
選手のパーソナリティ、習熟度、コンディションを読み取り、いかに成功体験に導き、自信を獲得させるか。
正解なき難しさに向き合っていかないといけない。
3年前。
バッファローズで必死に取り組んでいた彼は、今ではトップチームで無くてはならない存在となり、日本代表にもなった。
様々な成功体験からくる自信がここまで押し上げたのだろう。
彼の成長過程が、指導者としての1つの基準となっている。
指導力というより、マネジメントの重要性を教えてくれた。
いつでも選手が大切なことを教えてくれる。
地味に頑張ります。
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