選手とコミュニケーションを図り、考えていることを色々と引き出すこの企画。
何とか第2回目。笑
同年代の選手たちにも何かの参考になれば幸いです。
質問もそれぞれの選手に合わせてざっくばらんにしています。
今回は、キャプテン 村上拓也 です。
キャリア10年以上のプロパー選手
本格的にフットサルを始めたのは10歳からという。
当時、フットサルを専門で取り組む選手も少なく、サッカーに目もくれずフットサルに明け暮れていた。
未だにスパイクも履いたことがなく、サッカーボールも蹴ることはない。
初めて村上を見たときの印象。
とにかくヘディングが下手。笑
しかし、体が小さいのにフットサルボールの球筋が際立っていた。
フットサル慣れしている選手であると直ぐにわかりました。
この10年以上のキャリアを持った21歳はフットサル界にとっても貴重な選手であろう。
芽生えたキャプテンシー
昨季に引き続き、今季もキャプテンを任せることになりました。
実は3年前にも一時的にキャプテンを担ったことがあります。
それは当時キャプテンだった清水誠也が特別指定選手となったことで、バッファローズを離れる期間がありました。
そこで自分が当時、清水不在のキャプテンに指名したのが村上でした。
当時19歳の最年少。
それでも彼に任せたかった理由は、
1️⃣ フットサルという競技を理解しているから
2️⃣ とにかく泥臭く直向きな姿勢があり、チームに好影響を与えることを確信していたから
その後、清水が合流し、キャプテンを受け渡す。
一時的という立場でしたが、そこでの経験が今の彼のキャプテンとしての質を高めているように思います。
19歳のときに芽生えたキャプテンシーが、今、確固たるものになったように思います。
質問してみた。
そんな彼に質問してみた。
今回の質問はこれ。
Q. フットサルにおける”楽しさ”と”難しさ”とは?
言葉にすることを苦手とするタイプ。笑
一語一語迷いながら言葉にしていた印象。
そんな中で出てきた答え。
A.”楽しさ” = 再現性が高いゴールが生まれたとき
A.”難しさ” = 状況が変化する中で何を選択するか
彼の言う楽しさは、やはりフィールドにいる5人が意図を持ち、それがリンクしたときに生まれるゴールがこの上ない感覚になるようだ。
これは多くの選手が共感できることのように感じます。
要は”してやったり”のゴールであったり、”美しい”ゴールと例えられるようなものだろう。
逆に難しさは、意外なものだった。
「失点に直結することが多い」ことと言っていたが、本人のその直結するエラーがどのようなものかを掘り下げていった。
そうすると彼が自身で感じているエラーは、”決断”の部分が多かったのである。
認知できていて、技術エラーでもなく、何を選ぶかを間違えてしまうことが多いようだ。
それは客観的に指導者の立場から見ても同意できる部分であった。
つまり、彼が感じている難しさは、状況がスピーディに変化するフットサルの中で、最適なプレーを即座に選択していく難しさを感じているということに結論付いた。
プロパーの選手らしい答えだと納得してしまいました。
フットサル特有の技術が難しいとか、戦術が難しいとかではないところがポイントなのでしょう。
今回も色々と気づかされました。
プロパーな選手も成長できるチームとなるように最善を尽くしていきます。
地味に頑張ります。
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