競技スポーツにおいて試合を行うということは勝つことと負けることが存在する。
もちろんリーグ戦では引き分けが存在するが、おおよその試合は勝敗がつくものである。
当然、どの試合も勝つためにチームは準備をしてきている。
その目標に向けて試合で最大限のプレーを発揮しようと尽力する。
しかし、勝つチームがあれば負けるチームがあるのが試合である。
その試合での目標としていた勝利を手にすることができなかったときにチームとしてどのような振る舞いをすべきなのでしょう。
1️⃣ 負けたとき意識すべき3原則がわかる
2️⃣ 負けを成長に繋げる方法がわかる
少年
負けると悔しくてイライラする〜。
わかるわかる。
でも、試合に負けたときにも成長するチャンスは転がっているよ!
意識すべき3原則
試合に負けたときの原則と捉えていることが3つあるので紹介させてもらいます。
1.勝者を称える
まずは試合には勝ち負けがあり、どのような形で負けたとしても勝利した相手を称えるべきです。
自分たちよりも勝る部分があり、勝利を収めた事実は変わりません。
自分たちにはわからないところで、その日の勝利のためにはるかに努力していたかもしれません。
負けたとき、個人的には試合終了後の挨拶+握手をするときに相手選手の目を見てしっかり握手と感謝の気持ちを添えることを意識しています。
それが自分なりの相手チームを称えるということです。
負けを認め、相手を称えることが次へ向けて成長するためのファーストステップです。
2.自責と捉える
負け方によっては色々と他責にしたくなることもあります。
Aのミスが無ければ、、、。
Bが決定機を決めていれば、、、。
審判のジャッジが、、、。
しかし、人間が行なっているスポーツにおいて失敗はつきものです。
それも含めて試合なのだという認識を持っておくことが大切なのでしょう。
あのとき自分がゴールを守れていれば、、、。
あの決定機を自分が決めていれば、、、。
指導者としては、
あのときにもう1分早く交代させていれば、、、。
あのとき戦術を変更していれば、、、。
たらればを言っても仕方ありませんが、その反省をしたときに矢印を自分に向けることで成長に繋げることができると考えています。
自責である以上できることは「トレーニングを重ねてもっと上達すること」が求められるわけです。
3.スタンスを変えない
勝ったときと負けたときでスタンスが変わってしまうことがあります。
例えば、
・応援してくれた方々への挨拶
・SNSを含む結果報告
・試合におけるフィードバック
・コンディショニング
負けるとメンタル的にも落ち込み、何事に対してもポジティブに捉えることができない状態になります。
しかし、そういうときだからこそ勝ったときと同じスタンスを持ち、変えることなく取り組むことが大切です。
ファン、サポーターへの挨拶、会場に来れていない方々への情報発信、試合映像などの確認・フィードバック、クーリングダウン、栄養補給など次に向けてのコンディショニング、勝ったときと同じに取り組むことで敗戦を成長の機会に変えることができると思っています。
負けたときほど、チームの本性は現れると思っています。
負けを成長に繋げる方法
試合に負けることは誰しもネガティブに捉えます。
それをネガティブなままにするか、それとも成長に繋げるかではその負けた試合の価値が全く異なります。
チームマネジメントを紹介した内容を書いた際にも触れましたが、負けたときに必ず行うことがあります。
胸を張ること。
これはすなわち、負けたときに勝って喜ぶ相手チームの姿や自分たちを応援していただいた方々の悲しむ顔を見ることでもあります。
この心苦しい状況を見ることほど堪えるものはありません。
この経験をしないように、逆に勝利を喜べるようにトレーニングに励む意思を強固なものにするために重要なことだと認識しています。
試合に負けたというネガティブなものをいかに受け止め、吸収することができるかでその瞬間以降のモチベーションに影響を与えます。
負けて良い試合はないかと思いますが、負けた試合を価値あるものに変えることはできると思っています。
価値あるものに変わったときに、チームの成長、個人の成長に繋がることになります。
最後に
少年
試合に負けたときにも成長のチャンスはあるんだね。
そうだね!
単なる負けにせず、価値ある負けに転換できるといいね!
試合は、チームの成長、個人の成長にはとても重要な機会です。
しかし、全てがうまくいくわけでもなく、当然、試合に負けるという経験も必ずすることになります。
その負けた試合に価値を持たせることができるかどうかで成長スピードは変わると考えています。
苦しいときほど前を向くことで成長の機会を得ることができます。
次の勝利のために取り組んでいきましょう!
以上、お読みいただきありがとうございました。
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