現代においてサッカー・フットサル指導者として活躍している人が様々います。
ただ、その形態も多種多様です。
もし、今、指導者を志す人がいれば自分に適した形態を選定することをオススメします。
フットボールと指導者としていかに付き合っていくか。
ここの選定を間違えると長く続かなくなります。
是非、参考にしてみてください。
現代の指導者形態の3種類
日本フットボール界において、どのような形態の指導者がいるのか。
今回は3つ紹介しますが、これが全てではないでしょう。
一般的に知られているものになりますが、19年間この業界を見てきた視点を踏まえて1つずつ説明させてもらいます。
プロ指導者
そもそもプロの定義は難しいのですが、ここでは「高い能力を発揮して主たる収入を得るために特定の仕事をしている人」と考えています。
ここで言うプロ指導者は、1つのクラブにおいて契約を結んでいる人を指しています。
主に監督、コーチといった役職の中で、クラブと契約して生計を立てる指導者を指します。
Jリーグの監督・コーチ、Fリーグの監督・コーチなどがまず浮かび上がってくるでしょう。
フットサル界はまだまだ成熟していないので、プロ化されていないスタッフもいることが想定されます。
そしてほとんどが単年契約です。
求められることは任されているカテゴリーにより異なりますが、トップカテゴリーに関しては結果を残すことが最重要タスクとなります。
年代が下がると、”強化”以外に、”育成”や”普及”というタスクも入ってくるでしょう。
トップカテゴリーに関しては、結果が出なければシーズン途中でも契約解除になることがあります。
つまり、この立場の人たちは安定を感じることがないでしょう。
また、スクール事業・クラブチーム運営などで指導者として生計を立てる形態もあります。
これも立派なプロ指導者だと捉えています。
ただ、こういった方々の最重要タスクは”育成”、”普及”もなることが多く、定量的に評価することが難しい領域になります。
よって、報酬はトップカテゴリーより下がる傾向はあるものの、長く続けやすいメリットもあります。
このようにプロ指導者の中でも様々な形態があるわけです。
デュアル指導者
これは自分で勝手に創った造語です。笑
これは、主となる生業がありながら指導者として業務委託をする形態を意味します。
もしかしたらフットサル界に多い指導者の形態かもしれません。
【○○×指導者】
というイメージです。
例えば
【会社員×指導者】
【公務員×指導者】
【教員×指導者】
といったものが具体例になるでしょう。
もしかしたら【教員×指導者】は少し別物かもしれません。
この領域の指導者はプロ指導者よりもチームに掛ける時間が限定されますが、それでも重役を担っているケースもあります。
現在では、社会が働き方改革の影響を受け、フレックス制度であったり、コロナ禍で在宅勤務やオンライン化が進んだことで仕事をコントロールしながら指導者の時間を創ることができるようになってきていると感じてます。
また、2018年1月から 政府では、「モデル就業規則」を改訂し、働き方改革の一環として「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」の規定を削除しました。
これにより公に副業が解禁されたことによりデュアル指導者は今後増える可能性があると感じています。
これは主となる生業がある中で指導者として活動するので安定した環境となりやすいです。
ただし、先程伝えたように時間に制限が掛かるので、チームとして結果を出すにはプロ指導者よりもアドバンテージがあります。
また過労などにより自身のコンディション管理は非常に難しいものになります。
個人的にはこの形態が今後主流になっていくのではないかと感じています。
ボランティア指導者
これは日本フットボール界を支えてくれている方々です。
俗に言う”お父さんコーチ”と呼ばれるグラスルーツで活躍する方々をまず思い浮かべるでしょう。
ただ、それ以外にも訳あってボランティア指導者をしている専門性に長けた人もいます。
とにかくフットボールが好きで仕事が休みの週末だけボランティアで指導者を務める人もいます。
また社会人リーグなどで指導者として関わっている人もこれに当てはまるでしょう。
アマチュアで行っているからこそ、指導者に報酬がないのは当然でしょう。
報酬がないデメリットはあるものの、チーム規約を遵守すれば長く指導者として携われますし、勝ち負けで自身の人生が左右されることもないでしょう。
純粋にフットボールを楽しみながら指導者として携わることができるかもしれません。
まとめ
自身の置かれている立場を鑑みて、指導者として最適な関わり方を選定することが重要です。
チャレンジするも良し、安定を選ぶも良し、楽しむも良し。
どういった形態で指導者として取り組むか一度整理してみるといいですね。
何かのご参考までに。
自分は自分で
地味に頑張ります。
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