セットプレーの頻度
セットプレー。
サッカーとは異なり、フットサルはコートが狭いことで頻繁に行われる。
コーナーキック、キックインなどゴール前で行われるものは1試合30回以上訪れることもあるでしょう。
このチャンスをどう活かすか、このピンチをどう防ぐかが重要な要素になる試合もあります。
ゴール前で行われるセットプレーの質が勝敗に影響することは言うまでもありません。
そもそもセットプレー攻撃がチャンスな理由
セットプレーが試合にもたらす影響は大きいが、そもそもなぜセットプレーはチャンスなのか。
攻撃側の視点で考えたいと思います。
1️⃣ 意図を共有して共通のアクションを起こせる
2️⃣ キッカーはフリーな状態
3️⃣ ある程度の時間が与えられている
1️⃣ 全員が同じタイミングで意図を持った中でアクションを起こせることで、相手守備者に脅威を与えることができます。
2️⃣ ルールとしてはボールから5m離れないといけないので、キッカーはフリーとなりあらゆる場所にボールを配球できる状態で始まるということになります。
3️⃣ 時間は4秒ルールがありますが、ボールを拾いにいく時間なども含めるとある程度時間を与えられており準備した状態で始めることができます。
つまり、セットプレーはゴールに近い位置ほどチャンスになるということになります。
セットプレー攻撃のポイントは”アウトサイド”
セットプレーの中で、大きな脅威をもたらすものがある。
それは個人的な見解だと、”アウトサイドにベストシューターを配置すること”です。
具体的には、12mより外から下げ球を決めきることができる、ボレーシュートを的確に枠を捉えることができるというようなことです。
これはアウトサイドを脅威とするベースだと考えています。
アウトサイドに脅威を感じると自然とペナルティエリア内のインサイドはスペースが若干生まれてしまいます。
何故ならベストシューターにはシュート打たれたくないのがDF心理となるでしょう。
だからこそ、ポジションをアウトサイド寄りの配置せざるを得なくなるわけです。
そうすると今度はインサイドに優位性を持って取り組めるわけです。
インサイドはよりゴールに近いポジションであることを考えるとそこにスペースを作れるのは大きなメリットとなります。
セットプレーを制するものが接戦を制する
対戦相手同士の力が僅差であればあるほどインプレー中は互角になります。
だからこそセットプレーが差を生む要因となることがあります。
接戦の時ほど勝負の分かれ目はセットプレーが握っています。
ここをいかに制するかで接戦の勝率は大幅に変わるでしょう。
この重要度が高い局面に対して皆さんは、どれくらいトレーニング時間を割いていますか?
セットプレーはトレーニングのプランニングとして強度コントロールが非常に難しくなります。
だから時期を見計らって行うことが多いのではないでしょうか。
しかし、確実に何十回と訪れる機会なのでトレーニング頻度は増える傾向にあっても良いかと思います。
セットプレーもフットサルの醍醐味の1つかと思います。
ここの質を高めることがチーム力を高めることにも繋がるでしょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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