ボールを前進させる手段は多数ある方が攻撃のバリエーションは増えます。
ドリブル、パス、コントロール(ファーストタッチ)で前進する手段を増やすための技術トレーニングを定期的に行っていかないといけません。
ドリブルであれば、相手を突破する方法を増やすこと。
フェイントの種類、緩急のタイミング、運ぶ軌道の多彩さ、身体の活用など。
パスであれば、背後に配球する方法を増やすこと。
スピードの強弱、球種の多彩さ、空間の活用など。
コントロール(ファーストタッチ)であれば、相手の逆を取ること。
足元 or スペースの選択、軌道の変化、タッチする部位の豊富さなど。
これらを意識的にトレーニングを積み上げることで、前進する手段は増えていくはずです。
前進する手段が少ないと、前進すべき場面でボールを保持してしまい、相手にプレスをかけるタイミングを作り続けてしまいます。
一番効率的で効果的な前進は”1タッチで守備ラインを越える”ことだと思っています。
1タッチ目でドリブル突破する、1本のパスで背後を取る、1タッチで相手のプレスを剥がすことができるかどうか。
そのために戦術だけでなく技術に目を向けたトレーニングのボリュームをコントロールしていかないといけません。
ただ、戦術トレーニングと異なり、技術トレーニングは即効性は低く、習得までに時間がかかります。
シーズン終盤に向かっているチームにおいて適切なタイミングではないことは理解しています。
そのバランスを加味してトレーニング内容を構成していきます。
地味に頑張ります。
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