コロナウイルスの感染拡大を伴い、2度目の緊急事態宣言が発出された。
それにより、1月に予定していた第26回全日本フットサル選手権大会関東大会は中止となった。
しかし、全国大会は開催の方向で各地域へ準備を進めるようにJFAから通達があったとのことで、代表枠の3つを抽選で争うことになった。
おそらく前代未聞だろう。
個人的には昨年も開催できていないのだから、昨年の全国大会の出場権を勝ち取った3チームで良いのではないか?
とも思いましたが、関東大会への出場がシードになっていることで、その優位性は無くなったと捉えるべきなのか、あれこれ考えてしまいました。
でも、協会、連盟が決断したことはクラブとして、また一人の監督として尊重したいと思いましたので、やるからには最後まで選手が成長できる環境を整えたいと気持ちを切り替えるようにしました。
自分たちが1年間積み上げたものが一瞬で崩れる恐怖。
そんなものが抽選会1週間前から押し寄せてきました。
また来年頑張れいいよ!
と言っても来年頑張れない人もいます。
仕方ないとも言えない現実もあります。
しかし、どんな時も自分の中で大切にしていることがありました。
”常に全力で努力していれば、運すら味方にできる。”
と。
だから、抽選会は運試しではなく、公式戦だと捉えていました。
当然、コンディションを崩したら参加できなくなるので、今までどおりの食事、睡眠をとり、自身のルーティンが前日からあるので公式戦同様に行いました。
抽選会も公式戦に臨むウェア、用具を揃え、選手と共に戦う意味でメンバー表もパソコンの横に置いておきました。
抽選から漏れてしまえば、今季最後の自分の仕事だとも思ったので、後悔なくやりきることだけは忘れずに取り組みました。
結果、、、
ありがたいことに第3代表で全国大会への出場権を獲得することができたのですが、最初の一次抽選では4枠あるうちの4番目、出場を枠を決める二次抽選でも3枠あるうちの3番目。
ギリギリのギリギリで拾っていただけたのも、日頃から選手たちが真摯にフットサルと向き合い、この大会への思いが引き寄せてくれたようにも思います。
運も実力のうち。
人生において不運にも負けた時によく使ってきたフレーズ。
それをポジティブな状態で発することは初めてかもしれない。
こうやって再度フットサルに取り組めるチャンスを与えてくれたことに感謝しかありません。
納得いかない人も当然いるとは思っています。
だからこそいつも以上に責任感を持って残り1ヶ月取り組んでいかないといけません。
全国大会で結果を残さなければ抽選で残れなかったチーム関係者の方々に申し訳なさしか残りません。
納得していただけるような結果を残せるように精進していきます。
そして、何より全国大会が安全に開催されることを願ってます。
地味に頑張ります。
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