自分の中でトレーニングの意図を4つに分けています。
(最近、3つから4つにブラッシュアップしました。)
少年
トレーニングごとに意図があるんだねぇ。
指導者は細部までこだわるから大変だな。
それは、【獲得・習慣・改善・適応】に分類し、シーズン通して分析をもとにトレーニングを構築しています。
獲得
選手がまだ保有していない新たな技術・戦術をトレーニングするもの。
習慣
既にトレーニングしたものを磨き上げ、質を高め、体に染み込ませるもの。
改善
実践において個人、チームとして出た課題に対して、それを修正するもの。
適応
相手のモデルに対抗する術を高めるもの。
その時期によってこの4つの意図をもたせたトレーニングの割合は異なってきます。
プレシーズンはやはり自チームのモデルを落とし込むことが多くなるので”獲得”を意図したトレーニングの割合が増えます。
インシーズンは実戦の中で課題を抽出し”改善”の割合が増えます。
また公式戦の相手によっては”適応”を意図したトレーニングは増えてきます。
”習慣”はトップチームのモデルの落とし込みや、ファンダメンタルな技術、戦術に関しては、シーズン通して実施していきます。
特に次節まで期間が空くようなときは、”習慣”を意図したトレーニングの割合は増える傾向にあります。
自分たちが、シーズン通して、いつまでに、どのような状態になっていたいかを定め、そこから公式戦などのスケジュールから逆算して、これら4つの意図を持たせたトレーニングを振り分けていきます。
もちろんそこにフィジカルコンディションの調整を加味してシーズンの流れをデザインしていくわけです。
1シーズンでチームと選手の成長が最大化できるように指導者として細部までこだわって取り組んでいきたいと思っています。
短くて今季もあと1ヶ月。
3月から準備してきたことが、ここから成果として現れると信じています。
少しでもシーズンを延ばせるように。
地味に頑張ります!
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